国の借金問題

なぜ日本は借金だらけなのか!その原因とは何か?

日本にたくさんの借金があるというのは、日本の誰もがご存知のことかと思われます。

借金が問題となっていますが、どうして借金が1000兆円以上に膨れ上がってしまったのか?

 

・ 借金をすることは悪いのか?

・ お金はどこから借りているのか?

・ 借金が膨らんだ理由とは?

・ 借金が増え続けると、私たちに与える影響とは?

 

・ 返済できる経済力や見通しがあるのであれば、問題ない。

・ 私たちの預金を国債に変えて、国に貸している。

・ 予算が足らない為、借金をして、借金の一部を支払っている。

・ 円の価値が下がり、資産保全する為には、お金を預ける国と通貨分散が必要。

これらについて、お話ししていきます。
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借金をすることは悪い?

日本の家計の金融資産が多いから、借金が多くても大丈夫ではないか
財務省のホームページより引用

 

2013年8月財務省が、

国の借金の残高が2013年6月末時点で1000兆円を突破したと発表がありました。

 

それによって、「日本は危険な状態」などと世論が騒ぎました。

 

しかし、ここで大切なことは、借金をすること自体は悪いことではないこと。

それは、私たちだって車や住宅などのローンを抱えている人が普通であります。

 

そして、日本の借金が国を良くするための投資、

例えば高速道路をつくる、鉄道を増やす、住みやすい環境に整えるなど・・・

 

これらのことをするための借金であれば、

経済活動が活発になる可能性がある為、一概に悪いとは言えません!

 

では、何が悪いのか考えると、

借金を返済する見通しがなくて、借金が増え続けてしまっているということが問題ということです。

お金はどこから借りてくる?

 

これだけの借金をしている日本ですが、一体どこからお金を借りているのでしょうか?

結論から言うと実は、普段私たちが使っている金融機関が国へお金を貸しています。

 

「へー、そうなんだ」と思ってしまうところですが、ここからが大事です。

金融機関には、当たり前ですがお金が集まります。

 

では、このお金は一体どうやって集まったものなのでしょうか?

私たちが銀行などの金融機関に預けたお金を国債として国へ貸しているわけです。

 

つまり、

間接的に国民の資産は、国債という形で国へ貸し付けてられているのです。

どうして、国民のお金が国へ貸し付けられてしまっているのでしょうか?

 

これには、私たちが普段使っている銀行や郵貯、農協などの経営の仕組みと現状を理解する必要があります。

銀行の仕組みと貸付

 

銀行は、私たちからお金を預かります。これを預金といいます。

この預金をただ、銀行の金庫などに置いておくわけではありません。

 

ただ置いておくだけでは、お金は増えません。

銀行と言えども、経営をしていかなければなりません。

つまり、利益を必要としています。

 

利益を得るために、お金が必要な個人や企業、国へ貸し付けているのです。

貸し付ける時に多めに返済してもらえるように利息をつけています。

 

この利息が銀行にとって利益となっています。

 

貸付と信用

 

「銀行って良いことしているんだな!」と思いつつも、

お金が借りれなかったという経験はないでしょうか?

 

「お金を貸してください」

「はい、どうぞ」

と簡単には、お金を貸してくれない現状があります。

 

これは、どうしてかというと答えは簡単です。

個人や企業、国を含めた貸し付け先に対して、

約束通りにお金を返済してくれる信用があれば貸してくれます。

 

ちょっと、怪しいなと思ったらお金は貸してくれません。

お金を貸した銀行は、返してもらえないと大損になってしまうからです。

 

信用できるのは国

 

お金を貸し付ける時に、信用が必要であるとことをお伝えしました。

 

この信用というのは、

個人で言えば職種、年収、勤続年数や持っている資産(家、土地など)がどれくらいなのか。

企業でいえば、事業年数や事業収入、規模などが判断材料となると思います。

 

お金を貸し付けようと思ったら、

これらのことを調べるのに、かなりの労力が必要とされてしまい大変です。

 

しかし、国はどうでしょうか?

 

国は、個人や企業に比べて信用は段違いにあります。

むしろ、ほぼ調べる必要がありません。

 

そうなると、

信用のある国へ貸し付けしまう方が、調べる労力がない上に確実に利息をもらえます。

銀行は、預金額の80%以上を国債運用にしていると言われています。

 

このような理由から、銀行や郵貯、農協などの金融機関は、個人や企業よりも国へ貸し付けしているのです。

そして、実は保険も国債で運用しているので、貯蓄型の保険に入っても国へお金を貸していることとなります。

 

なぜ、借金が膨らでしまったのか?

 

国へお金を貸しているのは、我々国民であることがわかったと思います。

次は、なぜ借金が1000兆円以上も膨らんでしまったのかについてお話しします。

 

この理由については、2つあります。

 

予算が足りない

 

日本の国家予算は、約80~90兆円必要とされています。

 

最近ですと、

平成31年度の予算は、101兆円と発表がありました。

 

この予算に対してどれくらいの国の収入(税収)があるのかというと、

40~50兆円となっています。

 

単純に予算が足らないことがわかると思います。

 

数年前に民主党(現在の民進党)が政権を握っていた頃を思い出して下さい!

国の予算を削減しようとして有名になった女性がいます。

それは、蓮舫(れんほう)さんによる事業仕分けです。

 

この蓮舫さんによる事業仕分けを行いましたが、結果的に予算を削ることができなかったのです。

 

つまり、

国は明らかな無駄遣いをしてきたわけではないということわかったのです。

 

現在、国は予算の半分程度しか収入がない為、借金をして予算の不足分を補っています。
この借金がいわゆる国債です。

 

 

平成30年、国の予算案

 

ここで上記のグラフに注目して下さい。

財務省のホームページを見てみますと国の収入と支出についてのデータがあります。

これは、平成30年度の予算案の円グラフです。

 

歳入は国の収入、歳出は支出となります。

右の一般会計歳入の円グラフに注目してください!

 

赤色になっている部分が公債金となっています。

公債金というのは、国債(借金)です。

毎年どのくらい借金をしてるのかを表しています。

 

次に、

左の一般会計歳出の円グラフに注目してください!

青色になっている部分が国債費となっています。

これは、毎年どれくらい借金を返しているかを表しています。

 

平成30年、国の予算案

ここでの円グラフが何を言いたいのかといいますと、

青色の国債費(返済)よりも、赤色の公債金が上回っています。

 

つまり、

どういうことかというと、

借金の返済の為に更に多くの借金をしている状況であることです。
多重債務になっていることです。

 

 

ちなみに、

国債の返済の為に、さらに国債を借りることを借換債(かりかえさい)といいます。

 

これは、平成30年だけに限ったことではなく、ずっと同じような予算を組んできました。

税収が足りないですからね!

その結果、1000兆円もの借金が出来上がってしまったのです!

 

税金が安い

そして、もうひとつの理由があります。

それは、税金がものすごく安いということです。

 

1989年に竹下内閣によって、初めて消費税が導入されました。

税率が3%でスタートし、2019年10月に10%になりました。

 

この消費税ですが、

1%で2兆円の税収が期待できるそうです。

5%で10兆、10%20兆、20%で40兆円となります。

 

ヨーロッパは、すでに消費税が20~25%となっています。

これに比べると、いかに日本の税金が安いか分かると思います。

 

 

なぜ、こんなにも税金が安かったのでしょうか!
それは、税金をあげようとすると国民の反発がとても大きかったことが挙げられます。

 

選挙で当選して政権を握る為には、

税金を安くして国民のご機嫌とりをしなくてはならなかったのです。

 

このような国民性があり、税金を上げられなかったのが税収が不足している原因となっています。

ただ、税金が安いと国民に余剰資金ができやすくなります。

 

これに政府は目をつけました。

 

金融教育はせずに、「貯金は美徳で投資は悪」というイメージを植え付けることによって、

まじめな日本国民は、貯金をします。

 

それにより、日本人は世界でもトップクラスな貯金が大好きな国民性となりました。

 

この貯金を使って、足りない予算に国債を充てる仕組みづくりをしたのです。

この政策によって、国民の反発を受けることなく現在に至っています。

 

世界から見た日本の借金

 

借金が膨らんだ理由がわかったと思います。

いくら日本に借金があるからって、当然、他の国でも借金はあります。

 

冒頭で借金をすること自体は悪いことではないことをお伝えしました。

それは、個人や企業、国も同様です。

 

重要なのは、

日本の借金が世界から見たらどうなのかについて理解する必要があります。

 

例えば、アメリカの借金はいくらぐらいあるかご存知でしょうか。

日本と比べて、借金の額はどちらが多いのでしょうか?

 

これは圧倒的にアメリカの方が多く、約2000兆円の借金を抱えています。

 

しかし、アメリカは日本よりも経済的に大きな国で収益があります。

だから、そこまで問題にはなりません!

 

わかりやすく日本に話を置き換えてみますと、

億や兆の単位でお金を稼ぐトヨタ自動車が抱える2000万円の借金は、大きな問題になりません。

 

しかし、

年収400万程度の個人が5000万円以上の借金を抱えるとちょっと返済に厳しいと思われます。

大げさではありますが、こういうような違いがあります!

 

つまり、

借金をした人や国がどれくらいの返済能力を持っているかを知ることが重要です。

 

GDP対しての負債
財務省のホームページより引用

 

それを表したのが上のグラフです。

債務残高に対する GDP 比率のグラフです!

 

債務残高というのは、借金のことです。

GDPというのは、その国に発生した全利益=儲けのことです。

 

そして、その比率を表したのがこのグラフです。

国の収入に対する借金がどれくらいあるのかを表したものですね!

 

日本以外は大体100%周辺のラインにぞろぞろと並んでいます。

このグラフに載っている国々は、G7といわれる国々です。

 

7か国の財務相、中央銀行総裁が、年に数回集まり、為替相場やマクロ経済状況を検討します。

G7の中の日本だけは、すでに国の儲けに対して借金が200%を超え、250%まできています。

 

日本の借金を世界レベルで評価すると、とても大きな額になっていることが理解できたかなと思います。

果たして返済する力はあるのでしょうか?

 

返済能力と信用

 

日本が借金の返済をする為に借金を繰り返すくらいですから、返済の目処は立っていません。

借金(国債の発行)ができるのは信用があり、返済の目途があると思われているからです。

 

お金を貸すとなった時に、あなたは相手のどんな情報が重要だと思われますか?

私が重要だと思うのは、借金をする相手に返済能力が備わっているかを見ると思います。

 

同じように、世界から返済能力があるかどうかを評価されています。

 

その評価のひとつに、

国民の総資産が現在の借金の金額より上回っているということです。

日本は家計の金融資産が多いから借金が多くても大丈夫ではないか
財務省のホームページより引用

 

国にとってみれば、いざとなったら、

国民の預貯金などの資産を国の借金の完済(デフォルト)をする選択肢が残っています。

 

日本の財政はこういう状況に立たされているということを理解しましょう!

 

私たちへの影響

 

こういう財政状況になると、

日本に、資産のすべてを円で預けておくと、なんとなく危ないことに気がついたのではないでしょうか?

 

賢い資産保全の考えでは、一つのところに全資産を置かないことです。

円資産のみしかもっていない方は、リスク分散するために対応策を講じましょう!

 

国の分散

 

国内と海外に資産を管理できるようにしましょう!

これには、理由があります。

 

日本の借金が膨れ上がってどうにもならなくなったら、日本は、過去に行われたあることをする可能性があります。

 

それは、過去に2度も行われている預金封鎖です。

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預金封鎖

 

海で囲まれた日本は、預金を封鎖して国民の資産を閉じ込めて、使うことが容易です。

その為、海外で資産を管理できる口座開設が必要です。

 

海外に口座を勝手に開設していいのかという疑問があると思いますが、

1998年に外為法(外国為替及び外国貿易法)が改正されました。

これは、国民が自由に海外の金融機関を使用して良いという法律です。

 

よって、

海外で投資や資産を管理できる口座を開設することは、法律上問題ないです。

逆にいうとそれまでは、国の許可が必要だったということです。

 

ちなみに、1998年以降国会議員の円資産額が減っています。

国会議員は、信用を保つ為に資産公開法という法律によって円資産を公開しなくてはなりません。

 

ところで、

自民党の小泉進次郎さんの資産は、いくらだと思いますか?
資産は、「ゼロ」となっています。
2019年10月頃、公開資産が2億9千万となりましたが、
奥さんの滝川クリステルさんの資産で、本人は「ゼロ」です。
なぜでしょうかね? 
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国会議事堂

 

通貨の分散

 

これからの時代、円資産しかもっていないことは、とても危険です。

借金が膨れ上がって国債をたくさん発行していくと、円の信用が落ちます。

そして、円の価値も落ちていきます。

 

どうなるかは、わかりませんが円資産のみしかもっていないことはとても危ないです。

円以外の資産を持つことが必要となります。

 

まず、米ドルをもつことです。理由は基軸通貨だからです。

この米ドルを持つことについては、今の時代は簡単なのですが、

管理する場所に気をつけないといけません。

 

日本の銀行は、預金保険機構によって、預金保護(ペイオフ)を受けています。

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銀行破綻時の預金は、預金保険機構で保護

 

このペイオフが円のみ対象となっている為、銀行が破綻したらすべての外貨を保障してくれません。

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外貨預金は、おすすめできない

 

海外の金融機関を視野にいれるのは、

米ドルや他の外貨がペイオフ対象になっているところで管理することが正しい選択だからです。

 

また、海外の口座とクレジットカードが紐づいていれば、

国内で預金封鎖が起きてもクレジット決済することができます。

 

やはり、国内と海外に通貨を分散して管理できることが必要となります。

 

日本の借金の現状から、私たちの資産を守る為にはどうしたら良いかについてお伝えしていきました。

積み上げた資産を減らさず、守ることを考えるとお金の知識が必要になってくると思います。

 

これから、お金の勉強をして投資・資産運用をお考えの初心者の方は、

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