これから資産形成する為に、投資を始めようとするあなたへ。
投資と国の経済状況は、密接な関係であります。
その為、経済の知識を持っておくことが投資を失敗しない為に重要です。
日本では、
2013年から内閣総理大臣の安倍晋三さんが、
日本経済を立て直す為に、アベノミクスという経済政策を始めました。
このアベノミクスは、ニュースなどで聞いたことがあるかも知れませんが、
私たちが資産形成の為に、投資を行っていく必要がありますが、
このアベノミクスの政策内容を知らないと、必ずと言っていいほど、誤った投資の選択をする方がいます。
選択を間違えると、投資で必ず損をし、資産が減っていきます。
間違えると損をするくらい重要な政策なので、しっかり理解していきましょう。
本日は、
アベノミクスの政策で行っていることを中心にお伝えしていこうかと思います。
本記事では、
・ アベノミクス「この道」とは?
・ 第1の矢「大胆な金融政策」とは?
・ アベノミクス「この道」とは、景気回復のことを指す。
・ お金を大量に印刷し、市場に出回るようにして、デフレからインフレへ。
これらについて解説していきたいと思います。
この政策によって、資産形成に与える影響を知りたい方は、
前回に続き、アベノミクスについてお話ししていこうかと思います。前回は、アベノミクスの「この道」が景気回復に向けた経済政策であることをお伝えしました。 そして、その第1の矢である「大胆な金融政策」がデフレマイ[…]
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これから日本はどうなるのか

こちらは、2016年の制作パンフレットで、
これからこういうことに取り組んでいきますよと教えてくれるものです。
このタイトルをみると、「この道を力強く前へ」と書いてあります。
さて、この道とは一体なんのことでしょうか?
どんな道を力強く前に進んでいくでしょうか?
この道とは何か
どんな道なのかを調べてまいりましょう!
2014年の重点政策集を見ると、ここにヒントが隠されています。

この文章をよく見ると、「この道」が出てきます。
そして、読み進めると中段に「景気回復この道しかない」と書いてあります。
次に具体的な内容を見てみましょう。
経済政策とは
2014年の重点政策集の図の右側に「3本の矢の経済政策」があります。
3本の矢と聞くと、三子教訓状(さんしきょうくんじょう)が個人的に浮かびます。
これは、中国地方の戦国大名・毛利元就が1557年(弘治3年)に3人の子(毛利隆元・吉川元春・小早川隆景)に書いた文書です。
意味は、
「1本の矢では簡単に折れるが、3本束ねると簡単に折れないので、3人共々がよく結束して毛利家を守って欲しい」とのこと。
それくらい力強い経済政策の意味でも込められているのでしょうか?
そんなことが個人的に気にかかりました。
話しを戻しまして、
景気回復この道しかありませんの「この道」は、
具体的に言うとこの「三本の矢の経済政策」ということがわかると思います。
重点政策集に3本の矢について書いてあるので確認していきましょう。
第2の矢「機動的な財政政策」
第3の矢「民間投資を喚起する成長戦略」
と書いてあります。
第1の矢「大胆な金融政策」
アベノミクスの根本と言われる、
第1の矢の「大胆な金融政策」について注目していきます。
具体的な内容としては、政府(安倍内閣)と日本銀行(黒田総裁)が連携し、
これまでとは次元の違う金融緩和で流通するお金の量を増やし、デフレマインドを一層と書かれています。
簡単にすると、政府と日本銀行が手を組み、
日本のお金をたくさん印刷して、世の中(市場)に提供して、
デフレーションから脱却しますという事です。
デフレーションと経済
このデフレーションから脱却について、解説するとモノの値段やお給料が安くなっていくことです。
過去に100円ショップが増えてきたのを覚えているでしょうか?
1991年から人気が出始めて、一気にセリアやキャンドゥも増えてきたという歴史があります。
これらの企業は、その年に創業したわけではなく、ダイソーであれば1977年創業、セリアは1987年創業です。
しかし、人気が出てきたのはデフレにさしかかる1990年代からなんですね。
なぜ、この時期から急に価格の安さが売りの100円ショップに人々の人気が集まったのか。
単純な理由として、
1991年日本のバブルが崩壊してみんなお金がなかったということが考えられます。

上のグラフは、GDPデフレーターというものです。
企業の利益や働く人の賃金などの変化を表しています。
1990年代からはグラフは下降しており、
この時代の人は経営者であれば、去年より物が売れなくて、儲けが少ないと感じています。
働いている人は、去年より給料が少ないと感じているような状況です。
つまり、ここからデフレーションだったんです。
上の図の様に、
・ 給料が減ったら、高いものを買うのは控える。
・ 国民の消費行動に抑制がかかり、物が売れなくなる。
・ 物が売れなくなると、売れるように価格を下げる。
価格を下げても物は売れるかも知れませんが、利益は少なくなってしまい、
働いている人たちの賃金が低下する影響を与えてしまいます。
最終的に価格を落とせなくなると、会社はコストダウンを図ります。
そのコストとは、まさに人件費です。
この人件費の削減をする為に、この時期にリストラが多かったです。
上記のことから、
デフレになると、結果的に失業者が増えるのが特徴です。
実は、100円ショップがここまで人気になったのは、
こういう経済的な背景があったからかもしれませんね!
デフレからインフレへ
安倍政権は、これではいけないということで、
・ 給料が上がる。
・ 国民がお金を使う
・ 景気が良くなる
デフレから抜け出して、インフレに向かうためにお金が必要なので、
政府と日本銀行が協力をして、
お金をたくさん印刷して世の中(市場)に出回らせているのです。
これによってデフレを脱却し、インフレーションを目指していく。
そして、この道は2016年以降も力強く前へと続いていくわけです。
力強くインフレーションを目指すこの道を私たちがうまく進んでいく為には、
どうしたらいいのだろうか。
ただ、待っていれば勝手に世の中が良くなっていくのでしょうか。
やはり、すべてがうまくいくわけではなく、注意点があるのですね。
なんか看護師の仕事でいうと、
薬の主作用があれば、副作用があるみたいな感じで、注意点があるのですね。
インフレーションが私たちの持っている資産やこれから資産形成をする時に与える影響について
そして、下記の記事へ続く・・・・
前回に続き、アベノミクスについてお話ししていこうかと思います。前回は、アベノミクスの「この道」が景気回復に向けた経済政策であることをお伝えしました。 そして、その第1の矢である「大胆な金融政策」がデフレマイ[…]
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