【個人年金保険の必要性】保険で貯蓄はするべきか?

【個人年金保険での資産形成の必要性】保険で貯蓄はするべきか?

保険で、老後へ向けた貯蓄の対策をすることができるのは、ご存知でしょうか?

保険で貯蓄をしていく場合、個人年金保険という商品が選択支となります。

 

しかし、現代の保険では、効率良く貯蓄をすることが困難な時代となっています。

「保険は保障」と「貯蓄は投資」と分けて考える時代なりました。

 

そこで、

本日は、個人年金保険の必要性と保険で貯蓄するべきかについてお伝えしていきたいと思います。

 

本記事では、

・ なぜ、保険で貯蓄ができるのか?

 保険で資産は殖えるのか?

・ 支払った保険料を国債で運用している投資商品。

・ 実質金利がマイナスの為、資産が殖えない。

これらについて、解説していきます。

 

資産形成を初めて学ぶ方は、こちらの記事を読んで下さい。

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仕組みについて

 

保険は運用商品

 

いくら保険商品と言えども、お金を増やしていくには、運用していかないといけません。

保険会社は、主に日本国債へ投資して運用しています。

 

その為、個人年金保険という名の投資商品であることをまずご理解してください!

 

「じゃあ、個人向け国債で運用したら良いではないか」と思った方もいるでしょう。

個人向け国債の金利は0.05%です。

 

実は、個人向け国債よりも金利のいい国債が存在します。

それが、金融機関のみに発行される国債があり、それを超長期国債と言います。

 

この超長期国債の運用利回りをご覧ください(2019年12月現在)

・ 10年の運用で、-0.005%の運用利回り。

・ 20年の運用で、0.29%の運用利回り。

・ 30年の運用で、0.433%の運用利回り。

・ 40年の運用で、0.463%の運用利回り。

 

契約時に利回りが決まる

 

国債運用の為、契約時に固定金利となります。

満期まで待てば確定利益で、低金利の運用利回りが確定してしまいます。

 

20~30年間、世界の平均株価に投資をすると年利約6%の運用利回りになっています。

世界の株価に投資できるMSCIワールドは、30年で平均の年利が6.5%のデータを出しています。

 

そこから比べると、かなり低い運用利回りになっています。

 

これは、

日本が低金利であり、国債も低金利の影響を受けているからです。

 

言い換えれば、

銀行や保険会社は、日本の財政の影響をもろに受けていることが言えます。

 

返戻率からわかる事

 

返戻率とは何か?

 

まずは、返戻率(へんれいりつ)について知りましょう。

個人年金シミュレーション 返戻率

 

私が保険屋さんに実際にシミュレーションてもらったものです。

 

返戻率とは、

満期時に貰える年金の総額÷支払った保険料の総額=返戻率

 

保険料の支払い期間によって、解約した際に掛けた保険料がどれくらい戻ってくるのかということです。

 

例えば、返戻率100%の場合、
積み立てたお金の全額(支払った保険料)が戻ってくるということです。

 

上の画像で経過年数27年のところに、

累計保険料973.3と解約返戻金が973.3と書いてあります。

 

これは、支払った保険料(元本)と返ってくるお金が一緒になので、返戻率100%となります。

 

このシミュレーションだと、34年経過で、計算すると返戻率が103,1%となっています。

34年の運用で、約3%増えたってことですね。

 

年間でどれくらい増えているか

 

34年で、3%増えたということは、3%÷34年間=0.08%(1年間で殖えるお金)

 

つまり、年間で0.08%の利回りで増えたということです。

これが高いのか、良いことなのかについて判断しなくてなりません。

 

運用先で、お金が殖えているかどうか知る為には、実質金利を理解する必要性があります。

 

実質金利について詳しく書いた記事です。

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よく比較されるのが、銀行の定期預金です。

普通預金が0.001%で、定期預金が大手で0.01%。

この数字と比べると個人年金保険の利回りが高いという判断になるわけです。

 

しかし、日本の銀行金利と比較するだけでは、

高い利回りなのか、将来へ向けて貯蓄できているものなのか判断するのには、不十分です。

その理由については、後述します。

 

個人年金保険がおすすめできない理由

 

個人年金保険の運用利回りを銀行預金の金利と比べると「高金利・高利回り」と言われますが、
預金金利との比較しても、意味がないです。

 

その理由についてお伝えしてきたいと思います。

 

実質金利がマイナス

 

個人年金シミュレーション 返戻率

 

先ほどの私の個人年金のシミュレーションでは、34年間保険料を払って、103,1%。

年利回りが0.08%でしたね。

 

保険料の資料からわかる利回りで、物価を考慮していないので、

この0.08%は、名目金利となります。

 

2019年の物価上昇率
世界経済のネタ帳より引用

 

物価上昇率が約1%台なので、

名目金利−物価上昇率=実質金利なので、
「0.08%-1%=-0.92%」

 

実質金利がマイナスになったので、この保険商品で資産形成すると、

資産は殖えないどころか、減っていき、時間だけが経過するだけです。

 

なぜ、物価が上がっているかについては、こちらの記事を参考にしてください。

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1000円札 野口さん

 

流動性が悪い

 

中途解約時の場合、返戻率が100%でないことが多い。

私が保険屋さんの窓口で、実際に個人年金保険のシミュレーションをしてもらいました。

 

30年の積立で、10年で解約すると、返戻率が90%となっています。

1年だと50%で、2~3年以降が70~80%ですね。

 

保険であると、年数に寄りますが、

支払っている期間が短いとお金は、全額返ってこないということです。

 

長い人生において、ライフイベントなどが起こった時にお金が必要となりました。

その際に保険を解約して現金化する方法がありますが、

 

個人年金保険などの貯蓄型保険は、途中で解約すると、

支払った保険料が、全額返ってこないことを頭にいれて置かないといけません。

 

個人年金保険は、中途解約して現金化すると、損をする商品。

 

これが、通常の投資であると、運用を中止すればその時にあるお金100%全額戻ってきます。

運用における損はあるかもしれませんが・・・プラスに出ていれば損なしです。

 

つまり、保険で積立すると満期近くまで待つ以外の方法で解約すると、

必ず目減り、損をしてお金がもどってくるということです。

 

何かでお金が必要となった時にとても動かしにくい投資商品(保険ですが・・)であります。

 

契約者貸付

もし、何かでお金が必要になった時に保険会社が提案するのが、契約者貸付です。

 

これは、

現在積立しているお金を担保に、お金を貸付してくれる制度です。

 

しかし、よく考えて下さい!注意です!

貸付を受けると、当然利息が発生します。

 

ただでさえ、運用利回り(金利)が低いのに、貸付によって利息を払うと、

結果的に積立の運用利回りがマイナス運用となります。

 

これでは、意味がないでし、貴重な時間だけ経過してしまいます。

 

まとめ

 

低金利の日本において、主に国債で運用される貯蓄型の保険商品は増えない。

 

貯蓄は、銀行預金、保険以外の投資先で運用していくこと。

保険は、保障として考えること。

 

これが低金利の日本では、一般的となっています。

 

もっと詳しく知りたい方、お金について学びたい方は、

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